ゆとりの無い会社なんてろくなもんじゃない

世間一般的な認識として、海外へ発注=オフショア開発という構図になっている事もあり、マーケティング戦略上の都合で対外的にはオフショア開発という単語を用いていますが、私の本意としては日本人の経営するアプリを開発したりするIT系企業がたまたまベトナムにあるだけの事と考えており、実は弊社はオフショア開発の会社だと思っていなかったりします。

実はオフショア開発をするためにベトナムに来たわけではなく、ゆとりを求めてやってきたのです。

言うならばゆとり開発です。いや、これは違うな。。

ゆとりを求めてベトナムへ

インターネットがどこでも繋がる現在において、アプリ開発やwebサイト製作などのインターネット上で完結してしまう事業を、わざわざ対面で事業コストの高い地域でサービス展開する合理性が全く感じられなくなったので、ベトナムの地方都市でのんびりゆとりを持って展開してみようという一つの考えがベトナム進出という行動を後押ししました。

そののんびりしたところでゆとりある事業を展開するスタイルを見つけてもらいやすいオフショア開発というキーワードに置き換えて広報しているというわけです。

ゆとりがもたらしてくれた現象

1.事業に余裕が生まれた

ベトナムに来たら事業活動そのものにゆとりができました。

弊社は社長と数人のメンバーだけのいわゆる零細企業です。零細企業の資金繰りは毎月本当に大変です。

ベトナムに移転した事によって、事業存続にかかるコストを大幅にカットする事ができました。結果として事業の利益率を高める事ができています。お客さまに対してはこれまでよりもお支払いいただく金額を下げる事ができるようになりました。

日本で事業展開していた頃は事業を継続する事に意識が集中せざるをえない状況で、ミッションや理念といった本来重視しなければならないはずの大切な事がどうしても疎かになりがちでした。

そんな年中バタバタしっぱなしの状況下で、本来こういう事はあってはならないはずですが、予算が厳しい案件は仕事の品質が時々おかしな事になってしまったり。。。

今は前述の通り利益率が向上し損益分岐点が大幅に下がった事で、そもそも予算が厳しいという状況がなくなりました。結果的に一つ一つの開発案件に対する取り組みが以前に増して丁寧になり、急な仕様変更などのお客さまのご要望にも追加予算無しで十分に答えられる余裕があります。

ゆとりが生まれた事で成果物の品質が高まり、顧客満足に繋がっているという事です。

2.自己投資できるようになった

生活面でもかつかつしていないので時間的・心理的な余裕が生まれ、新しい事を勉強したり、新規事業の構想を練ったり、いわゆる自己投資ができています。ほとんど余計なノイズ情報(誘惑)が入ってこないのでそれも良い作用をもたらしているかもしれません。

もちろん自己投資は仕事に直結しますので、私生活と仕事の連携で良い好循環が生まれています。

3.エンジニア教育の時間が取れるようになった

プロジェクトへまとまった人数をアサインできるようになったので、プロジェクトにゆとりが生まれました。その結果エンジニアのスキルアップに充てられる時間を確保できるようになりました。

エンジニアは日々の作業に追われて自らのスキルアップに注ぐ余力を失いがちですが、弊社のエンジニアは常に新しい情報に触れ、自発的に技術力の向上に取り組んでいます。

ゆとりを武器にする

つまりオフショア開発によるコストダウンは数あるメリットの一部にすぎず、むしろコストダウンから生じたゆとりを付加価値の高い仕事へ変換し、最終的にはお客さまへ分配できるという事が最大の強みだと考えています。

健全な企業は良い仕事をする

健全な精神は健全な肉体に宿るというのは私の持論ですが、企業も同じだと思っています。

昨今はブラック企業が話題ですが、そもそもブラック企業が生まれてしまう本質的な原因は商品・サービスの利益率が低い事と、差別化要因(付加価値)を生み出すことができない点にあると私は考えています。

こうなってしまうと結果的に社員が無理をする形で数字をフォローする事になり、仕事が生活を侵食しはじめます。そしてやがては生活から全てのゆとりが消えてしまいます。そのような状況で創造的な仕事ができるとは思えません。

利益率の高い事業を安定的に展開できている会社は、社内の雰囲気が良く、社員の定着率も高く、チームワークが高まりチャレンジングな仕事ができ、好待遇な会社になります。こういう会社がいわゆるホワイト企業なのかなと思います。

こんな会社はどんどん成長します。それはゆとりがあるから。そんな会社には優秀な人材が集まり、更に繁栄する好循環に入る事ができます。

ゆとりを持って仕事に取り組んでいます

私たちはどんな小さな仕事も丁寧に、誠意をもって取り組みます。良い企画が練上がるまでとことんお付き合いします。収益化が厳しそうな案件でも決して「それは無理です」などとは言わず、どうすれば収益化できるのか知恵熱が出るまで頭を捻って考えます。

弊社は吹けば飛ぶような本当に小さな小さな会社ですが、そこらの大きいだけの会社と比べてみれば異次元MAXに顧客志向です。銀河の果ての来世までお付き合いします。

なぜなら私たちにはゆとりがあるから。